桃陽電線は、2023年、創業78周年を迎えます。これもひとえにお客様、ビジネスパートナーの皆様はじめ多くの方々のご支援のおかげと心より感謝しています。
昭和20年創業以来、私たちは、「電化製品の関連部材を通じて、日本のみならず世界各国の皆様の快適な暮らしの向上と社会の発展に貢献する」ことを基本理念とし、事業を行ってきました。はじめは、電線問屋としてスタートし、電線や塩ビパイプ等関連商品を販売していました。昭和30年代に入ると、一般家庭に3種の神器と言われる家電製品【テレビ・冷蔵庫・洗濯機】が普及し始め、それまで世の中になかった工事用資材が必要となりました。そこで私たちは、エアコン用の被覆銅管や設置用の副部材を開発し、さらに現場で何が必要なのかを考え、独自開発のものを徐々に増やしていきました。お客様や家電メーカーの担当者と話しているうちに、どんどんアイデアが浮かび、それを実現するためには大変な苦労もありましたが、結果として「無いところから新しい物を創り出す」=【桃陽イズム】が生まれました。
近年、世の中には便利なものがあふれ、必要と思うものが容易に手に入るようになり、私たちを取り巻く環境は劇的に変化しています。また、地球温暖化、高齢化社会による労働力不足、鉱物資源の枯渇問題など社会問題も多様化しています。それに伴い、お客様のニーズも多種多様となり、目に見える製品だけではなく、より良いサービスや付加価値の追究が求められています。現場に合う新しい部材を作ってほしい、こんな商品があったら面白いと思うので聞いてほしい、作業がもっと楽になる方法ないかな?そんな風に思ったら、ぜひお聞かせください。この変わりゆく流れの中で、これまでと変わらない【桃陽イズム】を大切にし、お客様の声を形にするために、新しい商品の創出を目指してまいります。
私たち桃陽電線は、これからも、皆様と一緒に考え、悩み、創り出すことによって、成長し続ける会社でありたいと思っています。
桃陽電線株式会社
代表取締役 奥田 康信