NETIS(ネティス)とは

New Technology Information System(新技術情報提供システム)の略で、国土交通省が民間で開発された技術を評価し、新技術の活用のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として作られたシステムです。

断熱被覆アルミニウム合金冷媒管

登録番号:CB-180002-A

技術名称:アルミニウム合金製空調設備用配管(キャットパイプ)

建築設備(機械) - 空調設備工事

Q 何をする技術なのか?
空調設備の接続配管工事で使用する断熱被覆アルミニウム合金冷媒管です。

自動車用エアコンは、軽量化への強い要求からいち早くアルミ化されていますが、一般の空調設備機器内のアルミ化は、連絡配管に関しては腐食に対する懸念などから立ち遅れていました。
Q 従来の技術とは?
銅配管あるいは断熱被覆銅管が使用されています。
Q 新規性は?
銅管の代替として、アルミニウム合金管の実用化に成功 異種金属による接触腐食(電蝕)の問題を、独自開発のフレアーナットと防水キャップにより解決
Q 公共工事のどこに適用できるのか?
空調設備工事の冷媒配管として使用可能です。
Q 期待される効果(メリット)は?
銅管よりも価格変動が少ないことから、低価格である。

被覆アルミ合金管と被覆銅管との重量比較

種別 仕様 概略製品重量 (ナットなし) 被覆銅管製品との重量比較
断熱被覆
アルミ合金管
φ6.35mmシングルコイル 約 1.4 kg 50~60%
断熱被覆
アルミ合金管
φ9.52mmシングルコイル 約 2.2 kg 50~60%
断熱被覆
アルミ合金管
φ12.7mmシングルコイル 約 7 kg 50~60%
断熱被覆
アルミ合金管 
φ15.8mm シングルコイル 約 8.4 ㎏ 50~60%

概略価格比較

種別 アルミ管外径 断熱材肉厚 コスト比較 銅配管比
断熱被覆アルミ合金管シングル管 Φ9.52 mm 8mm 70 ~80 %
断熱被覆アルミ合金管シングル管 Φ12.7 mm 20 mm 70 ~80 %
断熱被覆アルミ合金 シングル管 Φ15.88 mm 20 mm 70 ~80 %
断熱被覆アルミ合金 ペア管 Φ6.35mxΦ9.52mm 8mmx8mm 70 ~80 %
断熱被覆アルミ合金 ペア管 Φ6.35mmxΦ12.7mm 8mmx10mm 70 ~80 %
断熱被覆アルミ合金 ペア管 Φ9.52mmxΦ15.88mm 8mmx10mm 70 ~80 %

適用条件

①自然条件

特に特別な条件を必要としないが、銅管などと同様温泉地など腐食性ガスのある所では追加的な防食処理が必要である。

②現場条件

特別高温多湿な場所では20mm断熱品の使用が必要 銅管の場合も同様である。
(例)Φ15.88mm x10mm断熱冷媒温度5℃の場合 外気温35℃ 相対湿度65% 、外気温40℃相対湿度61%で結露が発生する(結露計算)のでそれよりも高温多湿条件下では断熱材厚みを20㎜とする必要がある。

③技術提供可能地域

全地域

④関係法令等

高圧ガス保安法「冷凍保安規則関係例示基準」
5冷凍トン以下の冷凍設備のため適用除外

適用範囲

①適用可能な範囲

現在、 配管外径6.35mmから15.88mmまでの配管が対象となる。

②特に効果の高い適用範囲

口径が大きくなるほど、経済的効果や施工の容易性が銅配管に比較して大きくなる。

③適用できない範囲

外径19.05mm以上の配管では本件技術は適用できない。 コイル材のみとなる。

④適用にあたり、関係する基準およびその引用元

高圧ガス保安法関係例示基準

留意事項

①設計時

アルミ管の熱膨張率が銅管に比べ約1.4倍であるため、管の膨張伸縮に留意する必要あり。
(熱膨張〔10mx10℃当り〕 銅 1.7mm ,アルミ 2.5mm)
配管重量が軽くなることから横引配管などの吊り金具など減少の可能性あり。
(比重 銅 8.9 g/cc , アルミ 2.7 g/cc)

②施工時

管の端末や断熱材の破れ破損を無くし内部結露を防止する。「銅管の場合も同様」
施工時には専用のフレアーツールやトルクレンチを使用して適正なフレアー作業を実施する。
(適正なフレアーサイズと締付トルクの管理)

③維持管理等

断熱材の破れなどによる内部結露の防止。 「銅管も同じ」

④その他

特になし。